無垢材家具とうまく付き合っていくために

一枚一枚異なる木目、ナチュラルな雰囲気や重厚感、木の種類によって異なる木目、色、性質。無垢材の家具は、合板や金属、ガラス製の家具にはない特徴があります。ダイニングチェアなどのヨーロッパのアンティーク家具でわかるように、無垢材を使用した家具は適切なメンテナンス・補修を行えば数百年も長持ちするのも魅力です。一方で、適切なメンテナンスや補修を行わないと、劣化が進んでしまい日常での使用に耐えられない状態になってしまうこともあります。そうならないためには、無垢材の性質を知り、どのような対応をどのようなタイミングで行えばよいのかをしっかりと把握しておくことが重要です。大切にしている無垢材家具とうまく付き合っていくために覚えておきたいポイントを紹介します。

普段からのメンテナンスのやり方

最も重要なことは、水や汚れはなるべく早くふき取ることです。無垢材は合板や金属に比べ、水分を吸収しやすく、汚れも沈着しやすい性質を持っているので、しみ込んでしまう前に乾いた布やティッシュでふき取るようにしてください。家具の仕上げの方法によって防水性や汚れのつきにくさは変わってくるものであり、一般的にはウレタン仕上げよりもオイル仕上げのほうが水や弱いものとなっています。したがって、オイル仕上げの場合は水や汚れに対しては特に注意が必要です。もっとも、無垢材は表面を削り取ることによって汚れやシミが出来た部分を取り除くことができますので、過度に神経質になる必要はありません。数年使っていて表面の汚れが目立ってきたと感じたらワックスがけを行います。手順は細かいサンドペーパーで表面を削り、均一にワックスを塗るだけですが、自分でやる自信がない場合は近くの家具屋に依頼をすれば対応してもらえます。

傷などで補修が必要になったときには

無垢材は湿度の高いと膨張し、湿度が低いと収縮する性質があるため、大きな荷重がかかっていなくても自然とひび割れが発生することがあります。無垢材の扱いに慣れている欧米では多少の日々であれば気にせず使用し続けている方も大勢いますが、気になるのであれば補修を行いましょう。湿度によって膨張・収縮する無垢材家具のヒビの補修には、木質パテではなく硬化した後でも柔軟性を保つ蜜蝋などの素材を使用します。補修の手順は日々に隙間なく補修材を流し込み、完全に固まった後に周囲と同じ高さに研磨し、最後に仕上げのワックスがけを行います。ヒビの補修はワックスがけよりも難易度の高い作業であり、失敗してももとに戻すのも困難なものですので、家具の補修に慣れている方以外は家具屋に依頼することをお勧めします。